─ 42 ─ 歴史と人間社会 月 1 ・木 2  ( 2 単位).対象学部:文系,理,農.担当教員:米倉 等 所属部局等:教養教育院.開講セメスター: 1 年次第 1 クォー ター.科目ナンバリング:ZBS-HHS801J.使用言語:日本語. 1 .‌授業題目:    東南アジアの歴史と社会 2 .‌授業の目的と概要:    ダイナミックな経済発展を遂げているアジア諸国の歴史と社会を、固有の地域的特質と国際関係を踏まえて講義する。発展途上国 と呼ばれてきた東南アジア諸国を対象とする。東南アジアは、インド、中国、イスラーム、そして植民地化後は西欧文明など、異 なる文明や宗教の影響を幾波にわたって受けつつ固有の文化と社会を形成してきた。本講義では、このような東南アジアの歴史的 展開と地理的 ・ 社会的特質を詳細にレビューする。 3 .‌学習の到達目標:    日本と東南アジアの密接なつながりは天然資源の輸入、援助、直接投資、観光といった経済分野に限られがちであった。だが、社 会・文化・歴史をふまえた多様な交流の発展が今後大いに期待され、外交的にも東南アジアはその重要性をますます高めている。 このような東南アジアを対象に、異文化社会を見る目と日本を相対化する思考力を涵養することを狙いとする。 4 .‌授業の内容・方法と進度予定:    パワーポイント、ビデオ等の視聴覚資料を利用する。関心と理解を深める上でさらに受講することが望ましい関連科目としては、 地域研究に関する科目、開発経済学、農業経済学、国際経済学などがある。    内容及び進度予定は以下である。    第 1 回〜 3 回  何故東南アジアか ? 東南アジアとは    第 4 回〜 6 回  人口、自然、生態空間、歴史    第 7 回〜 9 回  民族、言語、宗教    第10回〜12回  親族組織、家族関係    第13回〜15回  国家と社会:支配のかたち、及び期末試験 5 .‌成績評価方法:    期末試験の結果で評価する。授業内容を踏まえた上で、さらに異文化社会を見る目や日本を相対化する思考力を備えた独自の考察 があるかどうか重視して評価する。 6 .‌教科書および参考書: 7 .‌関連 URL: 8 .‌授業時間外学習:    参考文献・資料は講義の中で指示するので、それらをベースに自習に努めてほしい。 9 .‌その他: