履修のストーリー
- 中国出身のバイト仲間
- 私は1年の4月から始めたサークル活動やアルバイトで外国、特に中国の方と接する機会を多く持ちました。しかし、その時は残念ながら英語でも中国語でも、自己紹介一つすることができませんでした。悔しい思いをしましたし、せっかくなら交流したいと思いました。そのためには理論よりも実践的な語学の習得が必要だと思い、一念発起して、夏休みに中国へ短期の語学研修に行くことにしました。今も、その経験を活かし、中国語の運用能力を磨き、将来的に語学学校や教育機関を自らの手で運営してみたいと考えています。
- 留学の準備期間を作る
- 夏休みに留学する準備のために、1セメスターの授業はとりませんでした。代わりに、1クォーター科目や2セメスターの科目、特に英語で学べる科目を積極的に探しました。「東南アジアの歴史と社会」は、もともと中国を含む東南アジアに関心があったので受講しましたが、留学に向けた準備にもなりました。
- 当たり前を考え直す
- 留学を経験して、今まで当たり前だと思っていた自分の考え方や自然環境、あるいは東北大学のカリキュラムが、当たり前ではないことに気づきました。その視点に立つと、人間論や自然論も興味深く感じました。特に展開科目で、日本の高等教育がどのようなものかを考える中で、留学することの意義もより強く感じることができました。
アドバイス
短期留学する上で、意外と見落としがちなのが、留学するまとまった時間の確保です。クォータ科目や、高年次で履修できる科目をうまく組み込むことで、まとまった時間を作ることができます。
また留学先を考える上で、海外のどの大学で何を学べるかを知ることも大切です。同時に日本や東北大学の特徴を知ることも役立つでしょう。